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ガソリン・灯油が買えた!

ほぼ毎日、岩手・宮城の身内や友人に電話やメールで状況を聞いています。
個人的な話が多いのですが、
盛岡はガソリンや灯油が並ばなくても買えるようになり、自宅待機が解けてやっと仕事に復帰したとの事。
食料品や日用品は少し買えるようになったものの制限があったり品薄で我慢の状態は続いているようです。
しかし、沿岸部などもっと大変なところが多いので、被害の大きい被災地優先にして欲しい。私達はまだ我慢出来る。

やっとガソリンを満タンにできたので、盛岡から品数の多い北上市の地元スーパーまで買い出しに出掛けて必要な生鮮食品や調味料を買い込み、みんなで分けた。超混雑していたのでレジまで30分待った。
沿岸部など遠方の人たちも買い物に来ていたようだ。

盛岡の大きなドラックストアで、沿岸部の多くの被災者の方達が紙おむつや薬、下着などを買いに来ていたの
見かけた。しかし、紙おむつは全くなくてがっかりして帰っていった。聞けば大人用の紙おむつ新生児用の紙おむつが無くて探し回っているとのこと。救援物資の集積所に行けば有るかもしれないから当たってみると
言っていたが、疲れ切っている様子で涙が出てきた。

沿岸部で子供の下着や洋服がが不足しているとのこと。着のみ着のままで過ごしているのでかゆくなったり
不潔になるので湿疹がでたりしている。着替えがないので買おうと思っても売っていない。
大人は何とか我慢出来る。子供たちだけは何とかして上げたい。

宮城ではライフラインがやっと復興したので、これほど電気やガス、水道が有り難いと思ったことはない。
今までどれだけ贅沢に恵まれていたのか解った。震災以降の生活スタイルは、仕事が出来ないこともあり
朝日の出と共に起床して片付けをし、夜は明るいうちに食事をして暗くなったら寝る生活をしていて「本来はこの生活なのだ」と子供たちとともに経験したことは貴重な体験だった。
ご飯とみそ汁があれば、人間生きていけるのす。岩手県出身者だから宮澤賢治みたいだねと笑っていた。
そして、やっとお風呂にも入れてキレイになったよ。とのコメント!それからガスの復旧は1ヶ月以上先と言われていたのに、大阪ガスが応援に駆けつけてくれたお陰で早く復旧したので大阪ガスさんには本当に感謝していると言っていました。

被災地は刻々と必要なものが変化していると思う。被災地によっても必要なものが違うのが解る。ライフラインが完備し、買い物も比較的出来るようなところにカップラーメンやお水などの支援物資を配っているし、足りているのにそれを貰いに並ぶ人たちがいる。もっと大変なところへ持っていって欲しいと言った。

沿岸部で津波に遭い、家の1階が泥水でうまっているけれど何とか2階で住もうと避難所を出て、家に帰り
1階の泥の掃除をし始めたら、亡くなった人のご遺体が出てきた。知らない人だった。とたんにめげてしまい
避難所に戻った。また、別の家では1階の泥の中に大きなものがあり「なんだこれは?」とおそるおそる見てみれば、大きなマンボウだったと大笑いした話とか色々大変なことが有るようです。

宮城では原発のことが心配で、近所に住む外国人一家が自宅をそのままに大阪に行ってしまった。

細かい話を沢山書いてしまいました。しかし、こうやって被災地の片方の話を聞いてあげることで少しでも元気になってくれれば良いと思います。

頑張っている人たちに頑張ってとはとても言えないのです。

by yamamoto
by iwate-kansai2 | 2011-04-04 11:21

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